今回は膝関節のトレーニング〜治療ポイントについてお話しさせていただきます。

 

膝関節のトレーニングを考える上で重要になるのは、以前もお話した通りに内側を軸にして外側が動く事です。

 

半月板の動態を考えても、内側半月板は外側半月板に比べて付着部間距離が長いため、移動距離が小さくなるとされています。

そのため、膝関節の内側が過剰に動く事で本来動きが小さい内側半月板にストレスを加えてしまう事になるため、内側の安定は重要になります。

 

その内側を安定させるには膝窩筋と内側ハムストリングス、内側広筋が機能している必要があります。

 

特に半膜様筋は膝窩筋の筋膜にも一部停止すると言われており、更に大内転筋には内側広筋が一部起始するため、それらの機能改善は重要なトレーニングになります。

 

 

臨床上、膝に疾患を有している選手で良く見かけるのは外側を軸にして動いている例です。

外側を軸にする事で、本来動きが乏しい内側が過剰に動く事で内側の軟部組織でその動きを制御する事になり負担がかかります。

 

そのため治療ポイントとして外側の軟部組織をリリースして動きを出していきます。特に外側広筋は大殿筋、大腿二頭筋、大腿筋膜張筋と筋連結しているためその部位に対してリリースを行います。

 

更に、大内転筋と薄筋、半膜様筋と大内転筋の筋連結部位をリリースしそれらの筋出力の改善を図りトレーニングを行います。

膝関節のスタビライズを行った後に、他関節の運動連鎖を考慮して膝関節内側を軸に外側を動くようなトレーニングを行っていきます。

膝関節は中間関節のため、CKCでは他関節の影響を多いに受けます。

そのため、膝関節の内外側の動きに注意しながら他関節からの影響を考えてトレーニングを行う必要があると考えます。 

ACL損傷、半月板損傷、変形性膝関節症における動作分析や運動療法、トレーニング方法はどのように行うのか。

詳細な内容は運動器疾患別膝関節セミナーでお伝えします。

ご興味のある方は是非ご参加ください。

 

次回からは体幹についてお話させていただきます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。