今回は腹横筋トレーニングについてお話しさせていただきます

 

トレーニングを考える上でまず始めに考えておきたいのが身体運動にかかわる力

についてです。

身体運動にかかわる力は筋張力、重力、外力が主となります。

 

重力は常に一定の大きさで下向きに加わり、姿勢の変化によって各関節に加わる重力の

向きは変化します。

 

外力(床反力)は地面に力を加えた結果として生じる床からの反力であり、その力を

利用して質量中心の移動が行われます。

 

これらの力が加わった結果、身体に加わる力に対して筋張力によって運動を制御

していく事になります。

 

 

トレーニングというと、求心性収縮による筋力強化、筋肥大、筋出力の向上といった筋自体

に対するアプローチがメインとなる事が多いですが、

 

身体の動きを考えると、筋は運動を制御するものであるため身体運動の変化を起こしにくい

と考えます。

 

そのため、トレーニングは重心や床反力の位置に注目して行う必要がある

と考えます。

 

 

そこで腹横筋トレーニングを考えます。

従来の求心性のトレーニングはその機能から仙腸関節に不安定性がある場合

積極的に行う必要があると考えます。

筋自体の萎縮や選択的に収縮する事が困難な場合は求心性でトレーニング
を行います。

特に腹横筋下部は仙腸関節の安定に貢献するが、腹横筋上部は胸郭

拡張を妨げるのではないかと言われている事から、腹横筋下部を選択的に収縮

させる事が推奨されています。

 

 

では重力、外力に対する筋張力という観点からトレーニングを考えると、

各関節が求心位である必要があります。

関節の支持を骨、靭帯、インナーマッスル等で行うには適切なアライメントと適切な関節

内運動が必要になります。

 

重心位置、床反力を考慮し各関節が求心位で関節に加わるモーメントを減らす事で、姿勢

保持筋であるインナーマッスルが姿勢を制御するために働くと考えます。

 

 

次回は腹横筋トレーニング具体例についてお話させていただきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。