今回は腹横筋トレーニング具体例についてお話しさせていただきます。

 

前回のメルマガでお話した様に、筋は運動を制御するため重力や床反力を考慮したトレー

ニングが必要となります。

 

そのため腹横筋は意識せずに収縮していることが重要な機能になります。

 

意識せずに収縮させるには、各関節が求心位で関節に加わるモーメントを減らす事で、

姿勢保持筋であるインナーマッスルが姿勢を制御するために働く

考えます。

 

具体的に骨盤帯ではどのような機能が必要になるのかを説明していきます。

 

骨盤帯の中でも特に仙腸関節は、荷重時に寛骨が仙骨に対して後傾し、仙骨が

荷重側へ傾斜する事で構造的な安定性が得られ、骨性の支持のもと腹横筋は機能

すると考えます。

 

更にその運動連鎖として腰椎は非荷重側へ側屈します。

 
これらの骨盤帯の機能が揃うと、骨性の支持が得られ各関節に加わるモーメントが最小限と
なり、アウターを抑制できるため腹横筋は意識せずに収縮すると考えます

特に腹横筋は寛骨を内側に引き寄せる力が働くため、寛骨を外側に引き離す

大殿筋や大腿筋膜張筋の緊張が高くなっていると、腹横筋は機能しにくくなります。

 

 

そのため腹横筋トレーニングは、主に背臥位で行う求心性トレーニングにおいても、

骨盤帯のアライメントを整えてから行います。

 

荷重位で行う場合は上記した様に、荷重に伴う骨盤帯の運動連鎖が正常に

起きている上で重心を支持基底面から移動させるトレーニング(上肢下肢の動作)を

行う事で、腹横筋が自動的に収縮する状態で行います。

 

 

以上の様に、腹横筋は仙腸関節の安定性に寄与している筋である事から仙腸関節アライ

メントやキネマティクスに注目しながらトレーニングを行事で、筋が

運動制御として働く事ができるのではないかと考えます。

 
次回は多裂筋についてお話させていただきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。