今回は“膝関節の評価”についてお話しさせていただきます。

膝関節を評価する際に静的な評価と動的な評価に分けて行います。

静的な評価とはいわゆるアライメントであり、動的な評価とはいわるゆるキネマティクスに

なります。

 

 

 

アライメントを評価する際に大事になるのは、何に対してのマルアライメント(位置異常)

になるのかという事です。

対側に対してなのか、空間に対してなのか、または一般的な正常に対してなのか。

スタートの位置を間違えればその後も正常から逸脱した動きが続く可能性は高くなるため、基準の

設定は重要になります

具体的には、大腿骨に対する膝蓋骨、大腿骨に対する脛骨の位置を評価していきます。

 

 

 

次にキネマティクス(運動学)についてです。

正常な位置からスタートしてもその後の軌道を間違えば、正常とは逸脱した動きになってしまいます。

そのため、動きを評価する際には膝関節自体が正常に動けるのかが大事になります。

具体的には膝屈伸時の膝蓋骨の動きや脛骨の動きを評価していきます。

 

 

さらに加えたい評価は、不安定性の評価です。

膝関節は構造的に骨性の安定性が得られにくいため、軟部組織でその安定性を補います。

そのため不安定性が強い方向に対しては軟部組織で安定させる必要があります。

 

一般的に用いられるのが、

Slocumの脛骨回旋不安定性テストです。
前内側不安定性(AMRI:Anterior Medial Rotator Impairment)

前外側不安定性(ALRI)

後内側不安定性(PMRI)

後外側不安定性(PLRI)
の評価方法となります。

 

 

ACL損傷ではALRIが起こるとされています。
以上の様に膝関節の位置、動き、不安定性を評価し膝関節自体を評価します。

その結果と病態を照らし合わせ、膝関節にどのようなストレスが加わっているのかを判断します。

 

 

ACL損傷、半月板損傷、変形性膝関節症では膝関節にどのようなストレスが

加わっているのか、膝関節自体にどのような違いがあるのか、

詳細な内容は運動器疾患別膝関節セミナーでお伝えします。

ご興味のある方は是非ご参加ください。

 

 

次回は“膝関節の動作分析〜トレーニング”についてお話させていただきます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。