今回から数回に渡り“膝関節”についてお話しさせていただきます。

 

 

まずは機能解剖から、

膝関節は大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節から成り立ちます。

 

 

大腿骨顆部と脛骨の関節面は内側が凹凸に対して外側は凸凸になるため、外側顆の移動量は大きいとされて

おり、脛骨の凹側は浅い受け皿となっているため、骨の支持性に乏しく、軟部組織での制動が膝関節の安定に重要な役割を担ってきます。

 

 

大腿脛骨関節において、膝関節が伸展する際に大腿骨に対して脛骨は外旋するのは有名な話だと思います。 

外旋する理由は内側顆と外側顆の形状が内側顆の方が外側顆に対して大きいため、最終伸展域で内側顆のみが動くために起こるとされています。

 

また膝関節屈曲時は内側顆が90°屈曲までに約2.2mm後方に移動されるとされており、外側顆は120°屈曲位

までに約21.1mm後方に移動するとされています。

このことから、屈曲時には内側軸で大腿骨遠位外側が後方移動するとされています。

 

 

そのため膝関節は屈曲伸展の評価だけでなく、内旋外旋の評価も必要となります。

さらに膝関節は大腿骨長軸と、脛骨長軸では約7°外反しているとされています。これは頚体角があるため

大腿骨が内反し、脛骨は荷重線に対してほぼ垂直であることから膝関節は外反しているとされています。

この角度が大腿骨や脛骨の角度が変化することに左右され、内反膝、外反膝となるとされて

います。

 

 

よって膝関節を評価する上で重要となるのは

・膝の屈伸角度だけでなく、内外旋角度を評価する事

・他関節の影響によって内反膝・外反膝する事

・骨性の安定性が得られにくい関節の為、軟部組織の評価

 

 

これらが重要になってくると考えます。

その詳細な内容は運動器疾患別膝関節セミナーでお伝えします。

ご興味のある方は是非ご参加ください。

 

 

次回は“膝関節の評価”についてお話させていただきます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。