本日は“ハムストリングス〜受傷機転〜”

についてお話しさせていただきます。

 

 

ハムストリングスの受傷機転は以下の2つが挙げられます

 

 ・High-energy explosive eccentric型

 ・Stretch injury型

 

High-energy explosive eccentric型は遊脚期後半の踵接地の為に

股関節屈曲および膝関節伸展が同時に起こる際にハムストリングスは

膝関節の伸展を制限し調整するためのブレーキ動作として働きます。

 

 

踵接地の際に地面からの床反力により瞬間的な力発揮が要求され

その際に収縮様式が遠心性収縮から求心性収縮に転じます。

 

 

この受傷機転は筋収縮時であるため

筋線維内の結合力が弛緩時の倍の強さになる為

その力は筋腱移行部の結合力を上回ることになり

筋腱移行部が損傷部位になりやすいとされています。

 

 

この受傷機転で大事になるのは、踵接地時の床反力です。

 

 

ハムストリングスは立脚期前半に作用し

膝関節が屈曲位から伸展位になる際に遠心性収縮し

アクセル筋として働き前方への推進力を生みます。

 

 

そのため体幹の前傾が大きくなると

股関節伸展・膝関節屈曲モーメントが

大きくなりハムストリングスが姿勢制御をして働かざるを得なくなります。

 

 

その結果ハムストリングスによる推進力を発揮できず

更には姿勢制御としてハムストリングスが収縮することで負担が増大すると考えます。

 

 

 

Stretch injury型はその名の通り、ハムストリングスが伸張される場面で受傷します。

この受傷機転は筋弛緩時であるため、筋線維のZ帯を中心に損傷するとされています。 

 

 

この受傷機転で大事になるのは、OKCでの大腿骨頭の動きです。

例えば、SLRを行った際に大腿骨頭が前方偏位・内旋する状態では

大腿二頭筋が伸張位となり

大腿骨が前方偏位・外旋する状態では内側ハムストリングスが伸張位となり

over stretchされてしまいます。

 

 

そのため、関節包内運動が正常化し筋バランスを整える必要があると考えられます。

受傷機転を考える事で、問題となる部位を評価し選手の動作の特徴を推察することが

できると考えます。