本日は、『Groin triangle内側部痛における評価 〜恥骨結合の偏位〜』をご紹介します。

 

 

Groin triangle』とは、①ASIS、②恥骨結節、③3G point(ASISと膝蓋骨上極を結ぶ線の中点)に囲まれる場所のことを言います。この場所を基準に、鼠径部痛が内側部・中央部・上方部のどこに生じているかを判断していきます。

 

 

内側部に疼痛がある場合の症状は、恥骨結合炎や内転筋損傷・閉鎖神経絞扼などが代表的です。

この主な原因として、恥骨結合部での剪断ストレス・捻転ストレスによって生じる『恥骨結合不安定症』が考えられます。恥骨結合不安定症では、骨盤帯のアライメントの崩れが原因となりやすいため、骨盤帯の評価が必要です。今日は、恥骨部の評価を紹介します。

 

 

【恥骨結合の偏位評価】

・背臥位で、両膝を立てた姿勢になります。

・両側股関節を開排し、開排可動域の左右差の有無、鼠径部の筋の過緊張を評価します。

・寛骨後傾側の下肢に対してヒールプッシュを数回行い、左右差が改善されれば恥骨の偏位が原因であると評価できます。

 

 

股関節開排・伸展障害は、恥骨結合の偏位以外にも、大腿骨頭の前方偏位、個々の筋の滑走不全などが原因として考えられるので、アプローチするポイントを特定するためにも、一連の評価が大切です。

 

 

次回は、『鼠径部痛改善するための骨盤帯アライメント評価』についてご紹介します。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。