みなさん、こんにちは!

前回は、いかに選手のココロを掴んでいくのか、私が心がけている4つのポイントの中で、

問診の重要性』をお伝えしました。

 

その中でも、

 ①選手の話を選手の身になって傾聴すること

 ②選手個々の性格やキャラクターに合わせて対応すること

以上の2点が重要です。

 

 

ただ、なかなかイメージがつきにくいかと思います。

そこで本日は、実際に私が経験した例を挙げていきたいと思います。

 

 

私が帯同する高校サッカーチームのキャプテンが、リーグ戦の初戦で相手選手との接触プレーにより

右腓骨骨折を起こしました。

最低3ヶ月はプレーできない状況で、キャプテンとしてチームに貢献できないという申し分けなさや

怪我をしてしまった後悔を感じており、今にも心が折れてチームから離れてしまうのではないかという

状態でした。

 

 

私が行った対応としては、選手がどのように今の状況を捉えているのかなどを問診(①)していきました。

選手は、どうして自分が怪我をしなければならなかったか、どのようにしたらチームに貢献できるのか、

出来るだけ早くチームに復帰するにはどうしたらいいかなど、選手がその瞬間に感じていることや考えて

いることを深く掘り下げていきます。ここで重要なのは、選手自身が言葉に出すことで問題点を明確にする

ことです。問題点を選手自身が認識したあとでようやく、メンタル面の相談や復帰までの練習量やメニュー

の調整を、選手と一緒になって答えを探す作業を繰り返していきました

 

選手のキャラクター(②)としては、責任感が強くてマイナス思考になりがちだが、とてもフレンドリーな

対応を好むタイプでした。それを踏まえて、必ず個別に対応し、時には冗談を言い合いながらコミュニケーションをとることを心がけました。

 

 

結果としては、選手との信頼関係は深くなっていきました。

そして怪我に対する知識やコンディショニングの重要性など、私が選手に対して伝えてきた話を下級生に

対して伝えてくれるようになりました

また、キャプテンとして出来ることとして、ピッチの外から指示の声やアドバイスなど積極的になり、

チームメートたちの信頼も強くなっていきました。最後の大会では先発で出場して、ピッチを駆け巡って

いる姿を見ることが出来ました。

 

 

チームにおける監督・コーチの存在は、選手からすれば上の存在であるため、選手が自分の抱える悩みや

弱みを指導者に対して表現することが難しいことだと思います。

 

私自身、今でももっと良い選手との関わり方が出来たのではないかと自問自答していますが、

トレーナーが選手と監督・コーチとの間の橋渡し的な役割を担うことも重要な

タスクであると思っています。

 

 

今回は具体例を挙げてお伝えさせていただきました。

現場では常にその瞬間の判断が求められます。苦しい場面が大半ですが、選手のイキイキとした瞬間を共有できるやりがいのある仕事です。

 

ぜひ、みなさん現場に出てどんどん体験しましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

 

 

次回は、選手の教育についてお話しさせていただきます。