今回は

“肩関節投球障害に対する介入のポイント⑤~accelerationに必要な評価~”

についてお話させて頂きます。

 

 

Accelerationは肩関節最大外旋位からボールリリースまでの動作を指します。

この時期は加速期とも呼ばれ、肩・肘関節には大きな負担がかかる動作でもあります。

 

 

この時期に必要な動きは、胸椎の伸展、胸郭の拡張、肩甲骨の後傾・内転、肩甲上腕関節の

外旋など多くの部位の可動域を必要とします。股関節の伸展を含めて横から見た場合に、

きれいなCの字を作れることが必要です。ですので、まずは可動域の確保が必要となります。

 

【評価】

上半身全体としての評価は、ベッドから肩甲骨までを出し肩関節をゼロポジションから最大

外旋させます。

 

 

理想としては、尾側上方からみた時に上腕骨の後ろに前腕が重なり、前腕が見えなくなる

くらいが理想です。(胸椎伸展を伴っても良いが、胸椎伸展を確保した上で肩甲骨優位で

後傾できることが理想。)

 

 

上腕骨の後方に前腕が重なり、前腕が見えなくなるくらいの可動域があると、肘関節に加わる

外反ストレスを十分に逃がせますし、*throwing planeの理論から考えてもストレスは少なく

なりますAccelerationで肘が痛む場合は、必ず確認すべき項目です。

 

 

accelerationにおいて、throwing plane(上腕骨の回旋平面)とelbow plane(肘関節の伸展

平面)が一致している方が、ストレスは少ない。

 

 

この可動域制限がある場合は、肩甲上腕関節の制限か、肩甲骨の下制・内転・後傾の制限か、

胸郭・胸椎の制限なのかを、分けて評価していきます。

 

 

本日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。