今回は「上半身質量中心と頚部の関係性」についてお伝えしていきます。

 

 

臨床で頚部痛や上肢痛を訴える方はパソコンを使用した長時間のデスクワークをされていることが多いと思います。

 

そのため、デスクワークのときの姿勢を評価する必要があると思います。

 

皆さんは姿勢を評価するときに時間の要素を意識してみていますか?

 

 

病院のベットや椅子での座位姿勢を評価したり、実際の椅子や机の高さを想定した環境を設定して姿勢を評価することもあると思います。

 

 

その際に、短い時間では矢状面の姿勢の崩れは出てくることが多いと思います。

骨盤が後傾して頭部が前方にでているような姿勢が多いかと思います。

 

 

しかし、その姿勢は実際にデスクワークのときの姿勢になっているでしょうか?

 

もし時間的に可能であれば問診をする5分〜10分くらいの間の姿勢の変化をぜひ見てみてください。

 

矢状面の崩れとともに前額面の崩れが出てくるケースがあると思います。

 

つまり、上半身質量中心が左右へ偏位してきます。

 

上半身質量中心(Th7−9)が左右に偏位すると頚部での立ち直りが起こります。

 

例えば上半身質量中心が右へ偏位すると下部頚椎は左側屈・左回旋、上部頚椎は軽度右回旋をとります。上半身質量中心が左へ偏位すると下部頚椎は右側屈・右回旋、上部頚椎は左回旋をとります。

 

 

このように上半身質量中心の前額面での偏位が頚部へ影響を及ぼします。

 

 

姿勢を評価する際には時間の要素も考慮し、前額面での変化を見逃さないことも重要だと思っています。

 

そして、この前額面での崩れは頚部、肩甲帯、体幹の機能の低下が疑われます