今回は“肩甲上腕関節の動きを1st~3rdポジションから考える”をお伝えします。

 

肩甲上腕関節の可動性の指標で1st~3rdポジションがあります。復習として、以下にまとめます。

 

1st position(第1肢位):上肢を体側につけたところから肘関節を90°屈曲した肢位。

2nd position(第2肢位):第1肢位から肩関節を90°外転した肢位。

3rd position(第3肢位):第2肢位から90°水平屈曲した肢位。

 

以上が定義されたポジションになります。ここから内外旋を出していきますね。

これらは、肢位を変えて可動域の変化を診ることで伸張性の低下している軟部組織を判断する1つの指標

になると思います。

 

皆さん、このpositionをどう使っていますか?

 

今日はシンプルに、

骨の動きでpositionとGHの動きを診ていきます。

 

例えば、3rd position。この肢位で肘を伸ばしたら、前方挙上90°になります。

 

つまり、前方挙上の可動域を出すのであれば3rd positionがとれないといけない、ということになります。

さらに、前方挙上の代償を無くしたいのであれば3rd positionで大結節がC-Aアーチにしっかりはいらない

といけないことになります。そして、前方挙上の可動域をさらに出すとなると、後方組織の伸張性が必要に

なりますので3rd positionからの内旋可動域が必要になります。

 

同じように、2nd position。この肢位で、肘を伸ばしたら外転90°になります。

 

外転可動域を出すのであれば2nd positionが取れないといけません。さらに、代償を無くすには大結節が

C-Aアーチに入る必要があります。もっと外転角度を出すとなると、大結節とアーチの関係から2nd positionからの外旋が必要になります。

 

このように、

各positionを骨の動きで捉える

と臨床で使いやすくなるのではないでしょうか。

 

本日も、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。