本日は“手関節橈屈制限が肩関節複合体に与える影響”について

話させて頂きます。

 

 

前回は“手関節尺屈と肩甲骨の動き”をお伝えしました。

簡単に復習しますと、手関節尺屈位では、肩甲骨の上方回旋と後傾の動きを阻害しやすく

なり肩関節の運動を妨げやすい、ということでした。

 

 

本日は、橈屈です。

 

 

肩関節の動きを促すには橈屈が必要なのですが、少しポイントがあります。

 

 

それは、尺側が長軸方向に伸びるような橈屈です。つまり、舟状骨と橈骨の関節運動が

しっかり出てないといけません。

 

 

なぜ、その橈屈が必要かと言いますと、尺側が遠心性に働いて橈屈出来ると肘関節が伸展

しやすくなります。また、上腕骨が下方に牽される感覚が感じられると思います。

 

 

上腕骨が下方に牽引されると、肩甲骨は相対的に下方回旋しやすくなると考えています。

そのため、関節窩が骨頭を拾い上げるような動き(上方回旋)が起こりやすくなる

考えます。

 

 

さて、この話を肩関節疾患の特性と照らし合わせますと、疾患特性である上腕骨上方変位

と肩甲骨上方回旋不足は手関節橈屈制限の影響もあるかもしれません。

 

 

拘縮肩など、改善に難渋する場合は手関節に介入し機能を改善すると、肩関節の状態も

変わっていますのでアプローチしやすくなることをよく経験します。

 
 
本日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。