前回まで、軸足できちんと立つ条件について、まとめてみました。

 

 

要するに、

 

 

 

下肢内側筋(特に大内転筋・腸腰筋)を効かせて立つことが大切だと思っています。

 

 

 

このことで、

 

下肢内側に軸ができて体幹の活動も促通されます。あとは、+αで下肢内側軸の形成を促通する要素にもアプローチをし、さらに軸形成を促していく。

 

 

ということです。

 

 

このwind up phaseで下肢内側軸が形成されているのと、いないのとでは、次のphaseに与える影響が大きいと考えています。

 

 

 

今回は、early cocking phaseでの軸足股関節についてお話させて頂きます。

 

 

 

Wind up phaseからearly cocking phaseに切り替わる際に、軸足股関節の屈曲が起こります。骨盤を股関節上で前傾させ、下肢で地面を蹴り推進していきます。

 

 

 

この推進で大切なのは、骨盤前傾位での推進です。

しかし、ただ骨盤が前傾していればいいという問題ではありません。

 

 

 

脛骨荷重での骨盤前傾が必要になります。それは、late cocking phaseでの軸足股関節回旋に影響を与えます。

 

 

 

ここではまず、脛骨荷重での骨盤前傾についてお話していきます。

 

 

 

Wind up phaseで作った下肢内側軸をそのままに、股関節を屈曲し骨盤前傾を作ります。感覚としては、伸展している股関節をスッと抜き骨盤を骨頭に被せるイメージです。下肢内側軸が形成されていれば、骨頭は求心位を取りやすくなっていますので、余計な力が入らず骨で支えることが出来ます。さらに、大内転筋・腸腰筋の機能により股関節は安定します。つまり、必要最小限の力でこのポジションを取ることが出来ます。次の回旋動作を考えても、余計な力は入れたくありません。

 

 

 

では、腓骨荷重での骨盤前傾ではどうか。

 

 

 

実際にやってみると、下肢外側筋が優位となり、股関節が固まった状態、つまり、股関節と骨盤を分離できない感覚を感じられると思います。次の回旋動作を考えるとこれは効率的ではありません。

 

脛骨荷重での骨盤前傾と腓骨荷重での骨盤前傾の違いは何か。脛骨荷重では、求心位が保たれ骨支持が出来る、大内転筋・腸腰筋が働き安定している、余計な力が入っていない、股関節・骨盤の分離が出来る、などあると思います。

 

しかし、一番の違いは、

 

股関節回旋軸を形成できる位置だと思います。

 

次回は、回旋軸の説明をする為に必要な“軸足股関節でのタメ”を考察していきたいと思います。