こんにちは!

 

 

さて前回までは前十字靭帯術後のリハビリについて発信させていただき、

そして、そのいずれも患部以外の評価・治療ポイントをお伝えしてきました。

 

 

しかしそれは、決して患部の評価と治療を疎かにして良いというわけではなく、

患者様を一人の人間としてみた際に、局所に視点を当てすぎず、全身を評価することが重要

だということを話しています。

 

 

なぜなら、木を見て森を見ずということわざがあるように、

全体を評価しなければならない理由が解剖学にあるのです!

 

 

運動連鎖という言葉がこの業界にはあるように、

ある分節の動きだけで人間は活動していないことがわかります。

 

 

その裏付けとなるのが解剖学です。

 

 

私が学生の頃は、筋は筋、骨は骨と単独でその名称を覚えたり、起始・停止を覚えたり、肩甲骨なら

肩甲骨に付着する筋を幾つも覚えたりしてテストに臨んでいました。

 

 

そういった経験のある方が殆どなのではないでしょうか?

 

 

しかし実際は、筋は筋、骨は骨といったような独立した形ではなく、

筋を包み込んだ筋膜はそのまま骨膜に移行していたり、

骨膜は関節部分で、そのまま関節包へ移行していたりします。

 

 

アナトミートレインなどの著書をみると、筋膜を介しての筋同士の連結は非常に強固

であり、筋が単独で働くという概念はほぼあり得ないと考えざるを得ません。

 

 

こういった解剖からの裏付けがあり、運動連鎖は起こっているのです。

だからこそ全身を評価することが非常に重要だということなのです。

 

 

国家試験に合格するために、私達は最低限の解剖の知識を頭に叩き込みました。

臨床に出てステップアップを図るためにはこういったことを意識して解剖を見直すことが重要だと思います。

 

 

流行のテクニックや概念は確かにあります。

しかし、そういったものは解剖、さらに言えば運動学や生理学など、流行のない普遍的なものから作られていることを頭に入れて学ぶことが良いのではないでしょうか?

 

 

流行のテクニックで患者様が治らなければどうします?

そういったエラーに対応できるのが普遍的なものから思考する技術

だと思います。

 

 

本日はいつもと趣向を変えて発信させていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。