今回から腰椎分離症について整理していってみたいと思います。

まずは、病態です。
腰椎椎弓を構成する上・下関節突起の間の関節突起部の連続性がたたれた状態のことを言います。
大多数の症例は青少年期の過度のスポーツが原因と考えられることから、青少年における腰痛の原因疾患の1つとして重要です。
多くはL5椎に発生し、X線学的には45°斜位撮影像でよく捉えられます。

原因、病理としては、青少年の10%にみられます。スポーツの種類によって異なりますが、スポーツを続けている方や、スポーツ選手では一般の青少年の3と言われています。

最近では成長期での活発な運動、特に腰椎の過度の伸展や屈曲による荷重が関節突起間部に繰り返し加わって生じるストレス骨折と考えられています。

従って、分離部の組織所見は骨折の偽関節に似ています。
分離した椎体と椎弓はそれぞれ安定性を失います。すぐ尾側の椎間板が変性に陥ると、椎体は前方へ滑り出し、脊椎分離滑り症となってきます。

腰椎分離症により、脊柱(椎体、椎間関節)の痛み、それに伴う筋群のスパズム腸腰筋大腿前面大腿外側筋の拘縮など生じてくると考えられます。姿勢変化や動作に伴うストレスにより慢性的な痛みに変化し、パフォーマンスを低下させる原因になってくると考えられます。

次回は症状にともなう姿勢変化や、拘縮を起こしやすい筋肉についてお話ししていきたいと思います。

 
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。