皆さんこんにちは。

スノーボードをする上で、車のハンドルのような役割を果たす、膝関節についてお話しします。

 

 

膝関節は、大腿骨内側・外側顆、脛骨内側・外側顆、膝蓋骨により構成されており、膝関節は骨自体の

安定性が少ないため、各種靭帯や、半月板にて安定性が補われています。また、膝関節は屈曲伸展、

運動に加え、内旋・外旋の運動が生じます。

 

 

今回は特にこの可動性についてお話ししようと思います。

 

 

膝関節の屈伸運動ですが、運動の最終域にて伸展の場合脛骨が外旋、屈曲の場合脛骨が内旋するように

動きます。膝関節伸展時の脛骨外旋運動は、終末回旋運動と呼ばれていますよね。

この最終域での運動が生じる理由として、

・  大腿骨内側顆の関節面が外側顆より大きく、顆間窩方向へ走行しているため

・  靭帯による影響

・  大腿四頭筋のモーメントが内側に比べ外側に強いため

とされています。

 

以前からお伝えしているように、スノーボードは滑走中、基本的にスクワットのような基本姿勢にて

滑ります。そこで膝関節は、加重・抜重、衝撃吸収をしなければいけません。

 

さらに膝関節は、屈曲90°としたとき、下腿の内外旋を生じることができます。

この現象は、滑走中非常に重要になってくると思います。

 

ターンについてのことは今度詳しくお話しするとして、ターンする際に膝関節が先行

して舵取りすることが大事ではないかと考えています。

スノーボードは板の上にブーツを履いた足がビンディングにより固定され、下腿も板の上に垂直に

おかれていることになります。基本姿勢は、膝関節90°に近い屈曲を呈していると思います。

そのため、膝関節の内外旋は生じやすいですね。

 

 

ターンをする際、前に置かれる脚の膝を内外側へ出し入れします。

(実際には股関節の運動も含まれていますが、今回は膝だけに焦点を当てます)

そうすると、固定された脛骨に対し、大腿骨内外側顆がしっかりと滑っていかなくては

いけません。この膝関節の動きが生じにくいと、全身が連鎖的に動き、上半身が過剰に回旋したりして、

ターン中に必要な力の伝達ができなくなり、ズレたようなターンになってしまいます。ですので、単独で

膝を動かす可動性、意識というのが舵を取るという重要な要素になってくると思います。

 

 

膝関節は、骨性の安定性よりも、軟部組織により関節を包まれていることから、拘縮や緊張が可動性の

制限になりやすいと思います。

膝関節の内外旋では、拘縮、緊張はもちろんのこと、ハムストリングスを内外側でしっかりと分離させ、

使い分けられるということが必要になってきます。

 

 

以上から、膝関節の評価の際に、終末回旋運動がしっかり生じているか、関節包内運動はしっかり起きて

いるか、制限となっている軟部組織はどこか、筋肉をしっかり意識して使えているかなどに気をつけて

評価してみてはいかがでしょうか。

 

 

本日も最後までお付き合いありがとうございました。