前回は、外腹斜筋のエクササイズについてご紹介させていただきました。

体幹筋力、中でも腹筋機能は傷害予防や、パフォーマンス発揮において重要な作用をもたらします。

 

 

腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腹直筋で構成される腹筋群は、胸郭と骨盤を近づけるように脊柱を屈曲し、胸郭を閉鎖するように作用します。

スポーツ場面や良姿勢において、体幹を起こすということは重要な要素ですが、腹筋群の過収縮により、胸郭が閉鎖し、胸椎の伸展が起こらず、腰椎の代償にて、過剰な腰椎前弯を呈し、腰痛となることや、持続的な後弯による筋スパズムによる腰背部痛も考えられます。

そのため、しっかりと腹筋群の収縮・弛緩の機能が作用しているかは重要な評価になってくるため、今回はその胸郭の評価についてご説明したいと思います。

 

 

【方法】

下位胸郭横径拡張

安静時立位での左右の第10肋骨間距離を測る。

最大吸気時での左右の第10肋骨間距離を測る。

最大後屈位での左右の第10肋骨間距離を測る。

25mm以上拡張を認めるものを可動性が良好と判断する。

メジャーを第10肋骨前端部に当て評価する。

 

胸郭スティフネステスト

・背臥位で垂直に下位胸郭を圧迫した際の可動性や抵抗の違いを判断する。

・抵抗の強さと拡張の不足は相関関係にあるとされる。

 

 

体幹筋の過剰な収縮は不良姿勢や腰痛の原因の1つになる可能性があります。

エクササイズで筋の収縮を促したら、胸郭が拡張することができるかという評価をして終えることで、傷害の予防にもつながるのではないかと考えています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。