こんにちは!

 

前回は変形性膝関節症(以下、膝OA)について、その特徴とセルフトレーニングを発信させて頂きました。

 

 

特にトレーニングに関しては、

高齢者に対してどのようにアナウンスするかが非常に重要であります。

 

 

「包丁を顔や体に突きつけられていることを想像して当たらないように

 足踏みしてください」

というアナウンスは、体幹安定化−腸腰筋賦活を目的としたトレーニングを、臨床経験上、上手く入力されることができたフレーズです。こういった成功体験を次に活かしていきたいですね!

 

 

さて長くなりましたが、今回も膝OAについて発信していきたいと思います。

膝OAに至るまでには、様々なパターンがあり、臨床で多く経験するのが脊柱後弯タイプの患者様

であると思います。

 

 

それ以外にも体幹を平行四辺形型に崩すタイプもあり、片側の膝OAの場合に多く、脊柱

後弯タイプと複合して問題となるケースが多いです。

 

 

例えば体幹を左側屈させているケースでは、その力学的安定性を得るために、骨盤は右に偏位します。

 

 

上記のように平行四辺形型に姿勢を崩すと、歩行の立脚時に右腸脛靭帯の過緊張を起こし、外側膝蓋靱帯を

介して膝蓋骨を外側へ偏位させる。そうなると、右内側広筋斜走線維を不活性化させ、膝内側の不安定性は

高まっていきます。

 

 

また内側半月板は半月膝蓋靱帯を介して前方へ牽引され、そこに脊柱後弯からの下行性の運動連鎖で

骨盤後傾−股関節外旋が起こることで、半月板はさらに前方へ牽引され、膝内側の痛みを発生させる要因

となります。

 

 

さらに上位を見てみれば、このケースでは左の腹斜筋、腹直筋、肋間筋に筋出力の低下を

認め、並進バランスで優位にバランスを崩すことが確認されます。

 

 

膝OAを診るときには、

膝に二次的な影響が加わって起こったものとして捉えていくことの

他に、その影響は上行性の運動連鎖なのか下行性の運動連鎖なのか

考慮して、アプローチする部位を決定していくことが重要だと感じています。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。