皆さん初めまして。スノーボード専門トレーナーの寺尾元希と申します。

私は、岐阜在住で東海地区で活動しています。

スノーボードを競技として取り組んでいることもあり、専門とさせていただいています。

運動学、筋、関節の機能解剖からスノーボード動作に繋げていければと思います。

早速ですが、今回、スノーボードの基本姿勢についてお話していきます。各スポーツには基本姿勢が

あると思います。スノーボードではスクワットの様な姿勢をしています。

スクワットは、基本的に下肢を屈曲します。まずは、股関節の屈曲動作についてお話します。

股関節は寛骨、大腿骨で出来、球状関節で、3軸方向への運動が可能となります。関節には、強靭な

靭帯があり補強され、その上から筋肉が覆うように付着しています。

股関節が屈曲する際、関節の中では、凹凸の法則に従い、滑り転がり運動が生じます。実際に基本

姿勢をとってもらうと、意外としっかり屈曲が生じない印象を受けます。

股関節屈曲が起こらないと、膝関節屈曲で代償し、大腿前面の疲労や痛み、膝関節自体の痛みに

つながる事があります。

では、股関節屈曲を制限しているものは何があるのか。

今回は大腿後面の大殿筋、梨状筋に焦点を当ててみたいと思います。

大殿筋は、腸骨後面、仙骨付近から、大腿骨頭をまたぎ、殿筋粗面と、腸脛靭帯となり大腿骨に

付着します。梨状筋は、仙骨前面から大腿骨頭をまたぎ、大転子先端に付着します。

これらの筋の主な作用は股関節伸展、外旋ですね。ポイントは大腿骨頭をまたぐ事にあると思います。

股関節を屈曲する際、関節自体は、大殿筋、梨状筋の作用とは逆の、屈曲・内旋の運動が生じます。

この時、関節内では、大腿骨頭が後方へ滑り、転がります。大腿骨頭をまたぐ大殿筋、梨状筋は

伸張性をもち、大腿骨頭の後方移動を許容しなければいけません。関節の運動が円滑でなく、

代償を伴った屈曲運動を続けていると、股関節前面でのインピンジメントなどの傷害や、膝関節の

傷害を引き起こしてしまう可能性があると考えます。

私達は、椅子での生活が多く、座面と殿部の間の圧迫に長時間曝されることや、マルアライメント

による不良姿勢なども、大殿筋、梨状筋の伸張性を低下させる原因になるのではないかと考えて

います。

以上のことから、基本姿勢やスクワット動作を観察する際に、大殿筋、梨状筋を診るのも評価や

アプローチにつながるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。