皆さんこんにちは。スノーボード担当の寺尾です。

今回は、スノーボードの上にくっついている、『足』、足関節についてお話します。

 

足には、多数の関節があります。中でも、スノーボードをする際には、距腿関節、距骨下関節の動きが

重要になってくると思います。

 

 

どうしてかというと、背屈、底屈にてターンのキレや深さが決まったり、内反、外反によりターンの

微調整を行ったりと重要になるからです。

 

背屈・底屈には距腿関節が関与します。距腿関節は内果、外果、天蓋(脛骨下関節面)により構成される

ほぞ穴(mortise)に、ほぞとなる距骨滑車がはまり込む形で構成されています。

 

背屈は距骨内側が後方に滑り込み動くことが肝心です。その際、可動域に制限がある選手は、距腿関節の

後方にある組織の制限が多く関与してくると思います。アキレス腱、後脛骨筋、長母指屈筋などの拘縮が

よく見られると思います。

また、背屈させた際に、足部自体が内反を呈しながら背屈してくる場合には、内果周囲の軟部組織の拘縮も

生じています。自動運動でどのような関節運動を生じて、他動的に動かしたときにどの組織に拘縮が生じて

いるかを感じることが大切です。狙いを絞り、しっかりリリースしたあとに、モビライゼーションなどを

行い、距骨を後方に滑らせるように誘導すると、背屈可動性が得られると思います。スノーボードは、硬い

ブーツにより足関節を包んでいますが、硬いブーツから板に力が伝達され、ターンの力源となりますので、

背屈可動性は非常に重要になります。特にバックサイド、ヒールサイドターン(背中側のターン)の時に

重要ですね。

また、ブーツをきつく締めることにより、足関節前方が圧迫に曝され、拘縮を起こすこともあり、伸筋

支帯、前脛骨筋などの滑走不全を起こすことがあります。

 

 

 

底屈での制限では、背屈の制限にもなる伸筋支帯や前脛骨筋などの滑走不全が原因になることが多いです。

底屈可動性向上に関しては、伸筋支帯に指を滑らせ、底背屈を繰り返すことで、可動性向上が望めると

思います。また、足背の腱や皮膚などの柔軟性を確認することも重要だと思います。

底屈動作は、フロントサイド、トウサイドターン(胸、前側のターン)時に、力を伝えるため重要です。

経験上、ブーツの中にゆとりがあるようだと、底屈して、雪面を指でつかむような感覚で、力を入れると、

しっかりとエッジホールドができると思います。そのため、底屈可動性は重要になります。

 

 

スノーボードは基本横乗り、横向きスポーツです。底背屈だけでは不十分になってきます。

そこで、次回は距腿関節の下にある、距骨下関節についてお話ししたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。