頚部の筋は頭部前方位の姿勢や長時間のデスクワークにより循環不全が生じ、筋と筋の滑走不全を起こしているということを前回お伝えしました。

 

今回はその中でも肩甲挙筋を取り上げ、肩甲挙筋へのアプローチに必要な触診のポイントについてお話しさせていただきます。

 

 

 

アプローチポイントは以下の2つです。

 

・肩甲挙筋—僧帽筋上部

 

・肩甲挙筋—小菱形筋

 

 

これらの筋間にアプローチすることで肩甲挙筋の機能を改善することができます。

 

 

 

まず、肩甲挙筋–僧帽筋上部の筋間へのアプローチですが、肩甲挙筋の走行をまず確認します。

 

肩甲挙筋は肩甲骨上角からC14に停止します。肩甲骨上角を確認し、そこから側頭骨の乳様突起と下顎の間を指標にして触診していくと筋腹がわかりやすいです。

 

また、肩関節の伸展に対して抵抗すると肩甲挙筋が収縮し触知しやすくなります。

 

 

 

次に僧帽筋上部線維の走行を確認します。

 

後頭骨の外後頭隆起から鎖骨の外側1/3に停止します。外後頭隆起から2横指外側の部位に僧帽筋上部の線維が触知でき、尾側に向かって鎖骨までたどっていきます。

 

 

肩甲挙筋と僧帽筋上部線維の走行を確認したら次はこれらの筋間をリリースしていきます。

 

 

僧帽筋上部線維を外後頭隆起から触診していき、さきほど確認した肩甲挙筋の走行と交わる部位が筋間になります。

 

 

僧帽筋の下を肩甲挙筋が走行するので肩甲挙筋と僧帽筋の間に指を入れ僧帽筋を肩甲挙筋からゆっくり引き剥がしその間に空間を作るようなイメージで行います。

 

この部位の滑走不全を改善することで肩甲帯上角の動きが見違えるほど改善してきます。

 

 

 

次回はもう1つのアプローチポイントの肩甲挙筋–小菱形筋についてお話しさせていただきます。

 

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。