『選手のモチベーションを保つトレーナーの役割』

 

 

 

前回は、パフォーマンスの向上に向けたトレーニングを行っていく上で、一つ一つの意識を潜在意識下に落とし込み、全体の動きに反映させていくことが重要だというお話をさせて頂きました。

 

 

今回は、トレーニングや試合に向かうにあたって、最も重要なモチベーションについてお話していきたいと思います。

 

 

 

まず始めに、トレーニングを行っていく上で本当の効果は、前回お話しした意識や、

モチベーション=気持ちの部分が、効果の有無やレベルを決定づけています。

 

 

 

8月に入り暑い時期、多くのチームは合宿や県外遠征などでトレーニングや

実践練習を積んでいることかと思います。

自分が関わらせて頂いているサッカーチームでも

先日高地トレーニングで走り込みを中心とした合宿を行いました。

 

 

 

そこで感じたことは、高地で酸素が薄い中、また何日も合宿、遠征が続く中

どれだけ自分の100%の力を出してやりきれるかという所は

モチベーションの高さが大きなウェイトを占めているということです。

 

 

 

サッカーという競技を行うためには、瞬発力、持久力を含めた走りきれる能力が必要不可欠です。

 

 

 

「上手くなりたい」、「試合に出たい」、「試合で活躍したい」など様々なことに対してモチベーションをもってトレーニングしている選手がいたものの、なかなかrun系のトレーニングだけでは、どういうプレーでどんな場面と関わるのか考えてトレーニングすることは難しい選手もいたように思います。

 

 

 

そんな時に、モチベーションを高くするもの、また高く維持するものとして重要なものの一つが、

同じチームのこの選手には負けたくないという強い気持ちです。

 

 

 

どの選手も、負けるより勝った方が楽しいことや嬉しいことを知っています。

ましてや人数の多いチームなどでは、様々なタイプの選手がおり、なおかつその上でAチーム、Bチーム・・・とクラス別に分かれることになるため、一つ一つが戦いです。

その戦いに勝っていかなれば、試合出場はおろか、ベンチにも入ることができなくなります。

 

 

 

 

その舞台に立つ、試合で活躍することを思い描きながら、「勝つ」という強い気持ちを持てるように、選手との関わりの中で選手の気持ちを鼓舞するように関わっていく必要があります。

 

 

 

 

これまで、そして今回合宿にも帯同して現場でチームに関わって思うことですが、

決して監督やコーチを含めたチームスタッフは、トレーナーに身体のケアやパフォーマンスの向上だけを求めているわけではありません。

 

 

 

 

むしろ身体のケアやパフォーマンスを上げることは当たり前と捉えており、

それプラス、選手の気持ちのケアであったり、選手が戦えるだけの気持ちにすることや、チーム一丸となるために足りない所を補う役割を求めています。

 

 

 

そのためトレーナーの役割は、チームを鼓舞する声がけであったり、ボール拾い水分補給の準備であったり、練習の準備であったりと様々で、選手が高いモチベーションでトレーニングや試合に望むことができるよう最善を尽くすことが求められます。

 

 

 

ケアやトレーニングだけがトレーナーの役割ではなく、チームの一員としてどういった行動をとるべきか、どういった行動を求められているかということを今回の合宿帯同で、改めて勉強させて頂きました。

 

 

 

『空気を読んで判断、行動する力』

 

 

 

このように、選手を中心に考え、チームとして皆が同じ方向を向き、戦える環境を整えることも現場にいる人間には必要な能力となります。

高いモチベーションで選手一人一人が切磋琢磨し合えるチームが、本当に強いチームになっていくように感じます。