前回は、選手とコミュニケーションをしっかり取った上で、選手と選手自身の状態を共有しながらケアやセルフエクササイズを行っていく重要性をお話ししました。前回に引き続き、試合に向けたコンディショニングについてお話ししていきたいと思います。

選手とのコミュニケーションは、もちろんケアやトレーニングのこと以外でも非常に大事で、何気ない一言が選手のパフォーマンスに、影響を良くも悪くも与えてしまうため、ちょっとした変化や言動も敏感にキャッチすることが必要です

そのため、現場ではどんな情報でもキャッチできるように、「自分のセンサー」を張り巡らせていなければなりません。
もちろん監督やコーチとの意見交換、可能であれば父兄とコミュニケーションをとることも必要な場合もあります。
また、試合に向けてコンディションをピークにもっていくためには、ピーキングというものがあります。
これはその名の通り、試合までに身体的にも精神的にもピーク(100%)を持っていく方法です。
選手の100%の力とは、どの程度でしょうか。
それには、指標(基準)が必要になるのはおわかりかと思います。
そのため、「評価」が非常に重要で必要となってきます。

(方法はRIOSセミナーでお伝えしています)

フィジカルテストやコンディションテストを定期的に実施することももちろん重要で、Timeや回数で提示することで、誰しもが状態を把握できるようになります。
また、日々の選手の表情であったり、言動であったりも常に変化するものであるため、現状が良い状態であるのか、それともなんらかの問題がある状態であるのかを判断することが重要になります。
さらに選手のプレースタイル、監督・コーチなどチームから求められている動きを見極めることも重要になってきます。

ただ可動域が大きくなる、筋出力が上がる…だけでは、選手の最大のパフォーマンスを引き出すことはできません。
選手個人個人に合わせて、何が必要であるのか情報を事前に持った上で、今何が足りていないのかを確認してから、ケアや試合前の調整が必要になってきます。
特に試合前は、敏感に反応し選手とともに考えることが多くありますが、その考える視点姿勢が現場に出るトレーナーに必要な要素であると感じています。

次回は、ピーキングの方法についてお話ししていきたいと思います。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。