前回までは、試合前のトレーナーの関わりについてお話しさせて頂きました。

種目や競技特異的な動きの確認ももちろんですが、動きのベースなる部分の確認は確実に行っておかなければなりません。そこが崩れることで、競技特異的な動きも崩れ、怪我に繋がる可能性を高めてしまいます。

前回までの話と含めて今回は、試合中のトレーナーの動きについてお話しさせていただき

たいと思います。

実際に、試合前にしっかり選手と一緒にコンディションを確認して良い状況で試合に送り出した後に、トレーナーは何をすることが必要かというと、皆さん様々なことを思い描くと思います。

その中でも重要なことは、試合での実際の選手の動きをしっかり確認することだと私は考えています。

もちろん良いパフォーマンスができているかどうかや外傷があった際に、救急処置をできる態勢を準備してみていることも重要です。
スポーツ競技それぞれによると思いますが、選手が試合中に痛めた際や疲労が出てきた際に、継続して出場してパフォーマンスを発揮できるかという所は、トレーナーの判断にかかってくることもあります。
しかし、それら以上に見るべきポイントがあります。

それは、選手が疲労時や強い外力、プレッシャーなど様々な影響下でパフォーマンスを発揮していった際に、崩れやすい姿勢動きをみておくことです。

どんなトッププレーヤーでも、選手それぞれが得意な動き方や苦手としている動きがあるかと思います。苦手の動きを最小限に減らすことはこれ以前に必要なことです

それを知った上で、どういうことが試合で想定されるのか、何が起きると身体に負荷がかかり怪我につながってしまうのかを考えた上で姿勢や動きを見ていることが必要です。

それを考えるためには、

基本動作が安定していること + 選手個別性の動き

を把握していることが必要になってきます。以前のメルマガでもお話ししましたが、それはやはり日々の選手の状態を把握している、また、選手それぞれの個別性を把握していなければそういった想定はできません。

現場では、何が起きても臨機応変に即座に対応することが求められます。
スピーディーかつその判断が正確に行えることが、選手個人のパフォーマンスはもちろんのこと、チームの結果にも影響を与えるため非常に責任がある立場です。

これらは一朝一夕でできることではないため、選手と共に常にトレーナーも成長し続けていかなくてはなりません
 
そうすることで、現場で必要となる判断ができるかどうかが変わってくるかと思います。
日々の関わりから学ぶことは沢山あるため、それを自分のデータベースとして貯めていくことで、視点が広がり、的確な行動ができるようになるのではないかと考えます。

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。