今回は、前回からの痙攣や肉離れによるハムストリングスの機能不全・低下による

回旋機能の低下による代償についてお話しさせていただきます。

 

半腱様筋・半膜様筋は坐骨を起始として、脛骨の内側面や内側顆に停止し、大腿二頭筋は

坐骨や仙結節靭帯を起始として腓骨頭や脛骨外側顆に停止するため、痙攣後の柔軟性低下や

肉離れなどによる機能不全が起こることで、股関節、下腿の回旋の動きが阻害されます。

 

具体的にどうなるかというと、

RIOSでお伝えしている評価で「片脚立位」「ランジ動作」おいて、骨盤の側方へのsway

体幹の回旋・側屈による代償がみられます。

 

片脚での支持やランジ動作においては、両脚での支持よりさらに骨盤や体幹を含めた胴体を

支える能力が求められ、ハムストリングスでの支持能力が低下することで、大腿部は外旋し

骨盤は外側へ流れ、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯などの外側支持機構にもたれかかった姿勢制御

なってしまいます。

 

また、外側への過剰なウェイトシフトの代償として体幹の回旋や側屈による捻れもみられます。

 

この外側支持機構に依存せず、片脚やランジ姿勢で支持するためには、内側ハムストリングスの

と連動して大内転筋の活動が必要となります。また、内側ハムストリングスと筋連鎖して

いる腓腹筋内側頭の連動した活動も必要となります。

 

これらの部分が、痙攣や肉離れ後の柔軟性低下や機能不全、あるいは大腿二頭筋の硬さや

ハムストリングス間の捻れが不足することで先ほど挙げたような代償が生じやすいと言えます。

 

さらに、大腿・下腿が外旋し外側へ過剰にウェイトシフトすることで、バランスを保つために

足部は過回内した姿勢制御となり、内側縦アーチを下方に押し潰している状態をよく目にします。

 

 

重要なのは、見えている現象が股関節機能の問題であるかどうかをということを見極め柔軟性が低下

しているのか、筋出力が不足ているのかを評価した上で適切な刺激を入れることが必要であると考えます。

 

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。