前回は、足底内在筋トレーニングの重要性についてお話しさせていただきました。内在筋は荷重下でのアーチ保持において筋活動が大きくみられるため、非荷重下ではなく、荷重下において、内在筋の遠心性収縮を利用した姿勢制御に対する課題の設定が重要であることをお伝えしました。

 
 

今回は、足部アーチ機能を捉える上で必要な立方骨アプローチの重要性について、お話させていただきます。

 

 

簡単に、解剖の説明をします。

立方骨は、中足部に位置し、後方に踵骨、前方では第45中足骨、内側で舟状骨・外側楔状骨とそれぞれ関節を形成します。

 

筋は、外在筋では後脛骨筋、内在筋では短母趾屈筋、母趾内転筋(斜頭線維)が立方骨に付着します。

 

 

立方骨に対する内在筋の作用として、

上記の内在筋がしっかり作用することで、立方骨が機能的に押し上げられ、外側縦アーチと横アーチを形成します。逆を言えば、筋の起始部である立方骨が安定していない(低下している)と、上記の筋の作用も効率が悪くなると考えています。

 

以前のメルマガで、足部に存在する3つのアーチについて、アーチ保持のためには地面に接する外側アーチが十分に支持できることが重要であることをお伝えしました。

 

 

立方骨は外側アーチ構造の要となります。

歩行において、外側アーチが十分に機能し、体重が支持できることで、Ankle rockerが機能し、足関節を中心として重心が前方に回転していきます。その後、重心が小趾球を通過する際に、他動的に前足部の外反が生じ、鞍関節である踵立方関節により、足部の剛性が高まり、安定した推進動作につながっていきます。

 

 

しかし、習慣化した外側荷重により、距骨の前方変位や立方骨低下、腓骨の下制変位などといったマルアライメントをきたしやすくなります。それにより、荷重が前方や外側にかかりやすくなるため、アライメント改善を目的としたアプローチが必要になってきます。

 

 

そのため、立方骨の評価がとても重要になってきます。

 

立方骨の評価は、臥位・立位両者において、立方骨に触れ、アライメントと可動性を評価しています。腓骨の下制に伴い、立方骨も低下するため、腓骨や他の足根骨のアライメントも併せて評価を行っています。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。