今回は後頭下筋群と眼球運動についてお話させて頂きます。

前回、後頭下筋群は反射機能で眼球運動と関連があることについてお話しました。

 
 
 

その反射には視運動性反射前庭動眼反射があります。

これらの反射は視野のブレを防ぎ、対象物へ視線を固定するために働く反射です。

 

◻︎視運動性反射とは

眼球がある方向へ動くときに頚部が眼球と同側方向に動く反射です。

例えば眼球を右側に向けた場合、頚部もその動きに合わせて右回旋します。 

球技などで動くボールを追視する際に機能します。

 

 

◻︎前庭動眼反射とは

頚部が動くときに視線を1点に固定するために頚部と反対の方向に眼球が動く反射です。

例えば頚部を右に回旋した場合、視線を正面に保つには左右の眼球は左に向く必要があります。

 

 

後頭下筋群の機能低下が生じるとこれらの反射機能も低下し、眼球運動と頚部の動きが障害され、代償的な動きが生じる可能性があります。

 

 

例えば、サッカーボールを目で追う際に、視運動性反射が機能しなかった場合、反射的に頚部が動かないため、随意的な頚部の動きとなり頚部の筋(特に胸鎖乳突筋や僧帽筋などのアウターマッスル)が優位となることが考えられます。また、随意的な動きであるため反応速度は大きく低下します。

 

 

前庭動眼反射が機能しない場合、頚の動きに対して視線を正中に保持するのに随意的な眼球運動が必要となるため、デスクワークでパソコン画面に集中することの多い人では眼精疲労になりやすいことが考えられます。

 

 

これらの反射機能が正常に働かないことでさまざまな障害が起こる可能性があるため、頚部の機能、特に後頭下筋群の機能はとても重となります。

 

 

次回はこの後頭下筋群へのアプローチ方法についてお話したいと思います。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。