前回は、後脛骨筋の機能についてお話させていただきました。

足部のアーチ構造・機能を理解する上で、重要な役割を担います。後脛骨筋の機能低下の要因の一つとして圧迫ストレスを挙げてお話させていただきました。

 

今回は前回の内容を踏まえた上で、後脛骨筋の評価についてお話させていただきます。

筋の機能の簡単なおさらいになりますが、下腿後面に起始し、踵の内側・足根管を通過し、舟状骨を含むリスフラン関節足底面内側に付着します。OKCでは距腿関節底屈・距骨下関節回外・距舟関節内転といった足部の内反に作用し、CKCでは下腿後傾(前傾制御)・内傾(外傾制御)して作用します。

 
 

機能低下する要因として、足部のマルユースが挙げられます。

足部が過回内位のアライメントで長時間の立位保持や歩行、ランニングを行うことにより、後脛骨筋・腱に加わる持続的な牽引負荷外反を強制する外力が後脛骨筋に対するストレスを増加する要因となります。

 

つまり、足部過回内アライメントの要因を把握していかなければなりません

どうして、回内アライメントをとらなければならないのか?

臨床上で多くみられるのは、荷重下における足関節背屈制限です。距腿関節の背屈制限は距骨下関節回内により補償されるため、足部は回内位をとりやすくなります。

 
 

後脛骨筋の筋機能の評価として、筋出力や動的アライメントの評価を行っています。

筋機能を評価していくうえで、筋の量的な評価質的な評価の両者を行っています。

量的な評価はMMT、質的な評価としては、Navicular drop testを用いています。

 

Navicular drop testは以前のメルマガでもご紹介させていただきましたが、荷重時の舟状骨の降下・足部回内を評価するテストです。非荷重時と荷重時のそれぞれにおいて、床面から舟状骨下端の距離を計測し、その差が6-8mmであれば正常、10-15mm以上となると異常とします。

 
 

上記の評価と可動域の評価に基づき、治療ポイントを選択し、アプローチをしています。

上記の内容に加えた詳細な可動域の評価は、

「足部機能障害における評価とアプローチセミナー」でお伝えしていますので、ご興味のある方は、ぜひご検討ください。

 
 
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。