今回は上部・下部頸椎・上部胸椎の回旋アライメントについてお話させていただきます。

 頸椎疾患では頸椎のメカニカルストレスが疼痛や頭痛、上肢痛などの症状と深く関与しています。

 そのため、頚部のメカニカルストレスの軽減が症状改善に効果があります。

 頚部のメカニカルストレスの原因の一つに上部・下部頸椎・上部胸椎の回旋アライメントがあります。

 頚部では回旋と側屈が連動したり、上部頸椎の回旋を下部

頚椎で代償したりすることが多く、回旋の動きが重要なポイントす。

 上部・下部頸椎・上部胸椎の回旋のアライメントの評価について説明していきます。

 

<上部頸椎、下部頸椎、上部胸椎の回旋アライメントの評価方法>

上部頸椎

左右の後頭下筋群の圧痛を確認する。上部頸椎では後頭下筋群の痛がある側に回旋していることが多い。

 

例えば、左後頭下筋群に圧痛がある場合は上部頸椎は左回旋をしている。

 

下部頸椎

他動的に頚部を側屈し可動域を確認する。下部頸椎ではcoupling motionにより側屈にともない回旋するため、側屈の可動域の大きい方向へ回旋していることが多い。

 

例えば、左側屈よりも右側屈の方が可動域が大きい場合、下部頸椎は右回旋している。

 

上部胸椎

第1肋骨を触診する。頚部の側面から下方に向かうと第7頸椎横突起に触れる(第7頸椎横突起は他の頸椎横突起に比べて大きく触れやすい)。そこから外側下方へいくと第1肋骨に触れられる。左右で確認しより背側にでている側へ上部胸椎は回旋していることが多い。

 

また、第1肋骨を触れたまま頚部を屈曲した際に下方へ下がる側に回旋していることが多い。

 

 

臨床経験上この回旋アライメントが過剰にでているケースほど頚部痛や頭痛、上肢痛を呈していることを多く経験します。

 

 

また、下部頸椎の回旋は上部頸椎や上部胸椎の回旋と逆側に回旋していることが多く、上部頸椎と上部胸椎の回旋の代償の結果であることが多いです。

 

 

そして、回旋アライメントに異常がある場合、頚部深層屈筋群や後頭下筋群など頚部のインナーマッスルの機能不全を引き起こすことが考えられます。

 

 

頚部のエクササイズをしてもあまり効果がでない場合はこれらの回旋アライメントを確認してみてください。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。