今回からは、トレーナーが試合に帯同する意味と題して、トレーナーが試合に帯同し、ベンチに入る際

などに何を求められ、何が必要であるかとお伝えしていきたいと思います。

 

私は現在、高校サッカーを中心に関っておりますが、他のスポーツも同様、試合の際にベンチに入れる

人数は限られているかと思います。

① 監督 コーチ 控え選手 部活であればマネージャー等 トレーナー

 

 

大まかにこのような人達がベンチに入るかと思いますが、その中でトレーナーの役割としてはどんなことが求められるでしょうか。

 

 

 

まず一つ目に、選手と監督やコーチとの橋渡し的な役割になることが現場で一番重要なことだと

感じています。選手一人一人と密な話や、なかなかチームスタッフに言えないことなども、トレーナー

が拾うことで選手個人やチーム全体のパフォーマンス、チームの雰囲気に変化がでてきます。

 

また、選手一人一人の状態の変化に気づけることで、トレーナーに対しての信頼も圧倒的に違ってきます。そのため、選手一人一人のもっている雰囲気や話し方、プレーの特徴など様々な視点からチーム

全体に常に目を配る必要があります。

 

 

二つ目に、選手のケガや水分補給に必要な物を用意するといった雑務の仕事をこなすことも必要になり

ます。試合中のケガや試合後のアイシングをするための氷の準備や試合前、試合中、ハーフタイム、

試合後に選手が取る水分の用意も必要になってきます。

 

特に試合前の水分補給は重要で、脱水の危険性や電解質のバランスの崩すことに影響があるとされて

います。

 

 

 

 

水分補給のガイドライン

○試合前:暑熱環境下で長時間の運動を行う際には、開始の約2時間前に適度に冷たい飲み物を約0.5ℓ摂取する。

 

○試合中:冷たい飲み物(約10〜21℃)を用意。可能な限り頻繁に、たとえば15分ごとに177〜237㎖といったペースで水分を摂取する。

 

○試合後:減少した体重0.45kg当たり最低0.5ℓの水分を補給し、次の試合までに回復させる。水分補給に理想的な飲料は、運動の継続時間と強度、環境温度、選手の状況によってきまる。

 

 

○体重の1%程度の量の水分喪失で、運動中の深部音の上昇につながるおそれがある。

35%では心臓血管系に負担がかかるとともに熱の放散能力が落ちる。

7%の喪失では、熱虚脱が起こるおそれがある。

 

 

今の季節、徐々に朝晩は寒くなってきていますが、まだまだ日中は気温が上がることがあり、その中で水分をとらずに運動を続けることで、脱水や筋痙攣等のリスクを高めてしまうため、環境や選手の状態を見極めて水分摂取を促していくことが必要となります。

 

特に、サッカーでは有酸素性持久力のみならず、無酸素性の持久力必要とされ、非常に運動強度が高いものであるため、水分摂取の重要性が非常に高いと考えられます。

 

また、以前も筋痙攣のところでお話ししましたが、汗によるカリウムの喪失は、一般的に、食事により1日2〜6gを摂取することが補うことができるが、運動量によりより多く摂取する必要があります。

その場合、柑橘類の果肉や荷重、メロン、イチゴ、トマト、バナナ、ジャガイモ、肉類、牛乳のようなカリウムの豊富な食品を摂ると良いとされています。

よく現場では、消化吸収が良く、1本で360mgと豊富なカリウムを含むバナナを試合前に食べることが多くみられ、必要に応じて選手に食べるよう勧めることもあります。

 

 

少し長くなってしまったので、これ以降の部分は次回またお話ししていきたいと思います。

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。