はじめに、全く話が逸れますが私がトレーナーとして帯同している高校サッカーのチームが、

県予選で見事優勝し、年末から行われる全国高校サッカー選手権への出場が決まりました!!

 

今回が、初優勝でしたので始めは嬉しい気持ちが半分となんだか実感がわかないような地に足がついていない感じがしていましたが、時間が経過してからようやく実感がわいてくる不思議な気持ちでした。

選手、監督、スタッフ、応援して下さった方々と共に戦え、結果を出すことで、それぞれ皆良い意味で自信を持つこともできました。

それと同時に、これまでの努力は必要なものであり、やってきたことが間違いでなかったと感じております。

 

この大きな経験を少しでも皆さんと共有し、お伝えしていければと思います。

 

 

では話を戻しまして、前回は、トレーナーが試合に帯同する際に、どういう役割をもつかということと、

水分補給、栄養の観点からの準備についてお話ししました。

 

前回にお話ししたことに加え、今回は試合に帯同する際に必要な用意についてお話していきたい

と思います。

 

例えば、トレーナーがベンチ入りする際にどんなものを持っていると良いかと思いますか?

 

 

基本的にトレーナーはどこにいても、選手や監督、コーチなどチーム全体に気を配り、足りないところを

補填し、チーム全体の次の動きがスムーズに行えるように、いつでも動ける状態でいるべきでは

ないかと私は考えています。

 

そのため、荷物は少ないに越したことはなく、現在私個人のものとしては、トレーナーバック一つ

をもってベンチ入りしています。

(チームのものとして、アイシング用の氷、飲み物などはあります)

バックの中身としては、テーピングから消毒液、ガーゼ、キズパッド、ポリ手袋など様々なものが入って

います。

その中でも、テーピングは常に様々な種類をもつようにしており、出血や捻挫、打撲等の外傷処置を早急に

行うことが出来るように準備しています。

 

ほとんどのスポーツに当てはまるかと思いますが、

サッカーの場合でも「負傷により出血している競技者は、フィール上から離れなければならない。審判が止血を十分に確認するまで、その競技者はフィールドに復帰

することができない。」と競技規則により定められており、止血のためにガーゼや圧迫、固定する

ためのテーピングが必要になってきます。

 

治療のために、フィールドから離れると試合は再開されるため、選手一人が治療のためフィールド外にいる

ことで、フィールド内では数的不利な状況となってしまいます。そのため、このときの止血処置、テーピングは、素早くかつ、正確に行うことが必須となってきます。

 

また、捻挫や打撲等の際の応急処置の際の圧迫、固定、アイシングにもテーピングを使う場合があります。(場合により軟性包帯やバンテージを利用する場合もあります)

受傷直後、超急性期の対応が、炎症状態や機能障害へ大きく影響を及ぼすため、このケアがしっかりできる

環境を整えておくことも重要な準備となります。

 

さらに、急を要する場合の四肢などの固定や、関節のずれを戻すこと、筋肉の機能を正しく戻すことなど試合直前やハーフタイムのわずかな時間で、即結果を求められることはしばしばあり、様々な状況に対応できる

応用力が求められます。

 

前回からお話ししているように、現場では多種多様なニーズに答えられることが求められ、そのための綿密な準備が必要です。

療法士としての知識、技術だけではなく、水分や栄養のことやテーピング技術などに加え、時には選手と

監督・コーチの橋渡し役になるだけのお互いとの信頼関係を築けるような、

「人間力」 が一番重要ではないかと身に染みて感じています。

 

 

次回からは、実際に試合に向けてコンディションを整えていく過程や試合中のトレーナーの役割をお話ししていきたいと思います。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。