前回は、空中でボールを止める際の足部の重要性についてお話しさせて頂きました。

大前提として、足部の可動域筋の程よいゆるみが必要なことはご理解頂けたかと思います。

 

少し話は戻りますが、サッカーでは、5号球の場合(中学生以上)重さ410〜450g、空気圧0.9〜1.1の

ボールを基本的には、蹴ったり、止めたりして相手ゴールに入れることを目的としているため、

人の身体よりも軽く、転がる性質をもっているボールを空中でコントロールすることは、非常に

重要な要素となります。

 

今回は、足部以外の部分でのボールコントロールについてお話ししていきたいと思います。

 

足部以外ではどこでボールを止めることができるでしょうか… 

すね、太もも、胸、腹、頭など身体の前面だけでも大きく分けて5カ所あります。 

すねでのコントロールは聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、この部分はまたの機会に

説明できればと思います。

 

重要なのは、すねでのコントロールも含めて、膝関節股関節体幹の屈伸柔軟性

空中でボールを止める際に必要だということです。

 

様々な方向からの対応も必要ですが、ボールに対して真っすぐ身体を向いてコントロールすることを

考えると(真っすぐするための動きも必要ですが...)、ボールに対して身体が一直線ではボールの

勢いを吸収できません。

 

ボールの勢いを吸収するために、身体のたわみが必要になってきます。その前提として上記の膝関節

や股関節、体幹の屈伸が必要となります。

 

それらの動きは、ただ能動的にできれば良いというわけではありません。

前回もかなり重要視してお話させて頂きましたが、あくまでも受動的にかつ努力的にならずに

使えるかどうかが求められます。

 

そのために、足部や下腿、股関節など多くの関節の内外旋や内外転のコントロールが重要であることは

言うまでもないかと思います。

 

また、身体のたわみを作る場所も重要になってきます。

 

あくまでも能動的に身体を力ませて動くことがトラップをする上で最善な動きではないため、

身体の中心に近いみぞおちのラインで身体をたたむ(後方に引く)ことで、体幹を含め下肢が

自然屈曲位となることが受動的な動きをするために必要な前提と考えています。

 

みぞおちのラインからたたむことができることで、股関節、膝関節は屈曲、足関節は背屈位となり、

重心が下方に落ち安定することで、次の動きの準備姿勢をとることができます。

 

また、みぞおちのラインで

『身体を曲げる≠たたむこと』

の違いを理解することが必要で、身体を自ら曲げてしまっては身体に緊張が入ることに繋がることと、

曲げる動作で上半身重心が前方に移動するため、前足部や大腿前面の力みに繋がってしまいます。

みぞおちのラインで身体をたたみ、重心をやや後方(踵骨上)に位置し、自然屈曲位をとれることが、

空中でのボールコントロールが安定し次の動作に素早く進めるための重要な要素ではないかと考えて

います。

 

 

次回は、なぜみぞおちのラインで身体をたたむのかという所をお話ししていきたいと思います。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。