今回は、スポーツ現場で多く目にする筋・筋膜性の腰痛について発信させて頂きます。

 
 

腰痛と言っても一言では言い表せないぐらい多くの種類があり、要因もそれぞれ違います。

特に非特異性腰痛と呼ばれるいわゆる原因がはっきりしていないものが腰痛の8590%

占めており、多種多様な対応が必要とされています。

 

スポーツ現場においても同様で、選手それぞれで症状や原因は様々あります。

 

その中でも現場で選手を見ていて多い腰痛の種類をお話ししていきたいと思います。

 
 

現場で腰痛を訴える選手で一番多いのが、腰椎〜殿部付近の痛みです。

神経学的な問題はなく、気が付いたら痛みがある、違和感があるというのが特徴的です。

 
 

これらの症状を訴える選手の多くが

体幹の前屈後屈の動きで痛みや違和感が顕著になることが多く見られます。

 
 
動きの特徴として、RIOSアドバンスセミナーでもお伝えしてい前屈ブロックで、体幹を前屈する際に、骨盤を後方へ引き込み、骨盤後傾位のまま股関節の屈曲よりも脊柱(胸椎、腰椎のレベル)の屈曲運動から動き出すような傾向が見られます。
 

脊柱、骨盤、股関節で相対的な動きに割合のバランスが崩れ、脊柱に過可動性を必要とし腰背部に負担をかけながら動いてしまっていると言えます。

 
 

これが声がけにて修正できれば問題にならないこともありますが、多くの場合は修正できないことを経験します。

 
 

前屈運動の際に骨盤を後方に引き込み、重心を足底よりも後方に位置することで、骨盤の前傾の動きを阻害すると共に、足関節は底屈位となり下腿の部分の伸張運動も見られなくなります

 
 

そこで動きを求められるのが、胸椎や腰椎部分で、運動力学的に負担のかかる動きとなってしまいます。

 
また、本来屈曲運動にて働くべき腸腰筋や大腿四頭筋などの股関節前面の筋活動を必要とせず、殿部、腰背部の張りに頼った姿勢、動作制御となるため前面の筋の活動不全を助長してしまうと言えます。
 
広背筋や大殿筋などの背面に位置するアウターマッスルの過活動が見られ、それが可動域の制限に繋がってしまうことは非常に多くの場面で見られることです。
 
 

骨盤自体の動きも少なく、骨盤が後傾位のままの動作となるため、ハムストリングス、下腿三頭筋などの伸張性を必要とせず、脊柱の彎曲による見せかけの股関節屈曲、体幹屈曲運動を行っていることが目に付きます。

 
 
 

まとめると、体幹の前屈、後屈で腰痛が生じる選手の特徴として、

腸腰筋や大腿四頭筋などの股関節前面筋の機能不全がある可能性が高い

骨盤が後傾位(前傾できないことが多い)での動作パターン

大臀筋やハムストリングスなどの下肢後面の筋肉の伸張性がない(もしくは収縮が上手く行えていない)

 
 

これらの要素が、腰背部や殿部の過剰な活動を引き起こす要因となることがスポーツ現場で数多く経験しています。

 

 
 

上記したことを踏まえた上で、実際のスポーツ動作ではどう影響するかを片脚立位やランジ動作などの基本的な動作に噛み砕いて評価していきます。

 

次回は、実際の評価の流れを発信していきたいと思います。

 
 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。