今回からはより具体的に世代別のトレーニングをお話しさせて頂きたいと思います。

まずは、身体が日々大人へと変化していく
ジュニアユース世代についてお話しさせて頂きます。

この時期は、なんと言っても人生の中で
一番成長の著しい時期です。
特に身長や体重であらわれるように
筋、骨格系が発達する時期です。

また、心理面でも以前のメルマガでも書かせて頂きましたが
アイデンティティを確立していくため自分探しをする時期でもあります。

そのためトレーニングに関しては
前回例としてあげた

「有酸素性持久力」は

発育の顕著な成長期において最も発達する能力であり
積極的に取り入れていく事が必要です。

また、この年代の特徴としては、筋・骨格系が著しく発達するため
動作のスピードやパワーの向上が伺えますが
骨格系の著しい発達に筋繊維の発達が追いつかず
柔軟性が低下していく年代でもあり注意が必要な状態です。
柔軟性が乏しくなることで、身体のバランスが崩れる時期であり
さらに競技負荷やトレーニングでの負荷がかかることで
筋腱移行部や腱に負担がかかり炎症を起こしやすい状態
となります。

そのため、この年代にトレーナーが関わる際には、必ずその選手の
固い部位があるのかをどうかを確認することと
選手それぞれの個別的な特徴を捉え、その特徴が
良いかどうかの判断をし、特徴をしっかり選手自身と
一緒に共有する事が必要です。

自分はどういう存在なのか、他の人はどうなのかと
他者との比較の中で自らの存在を確認していく特徴がある年代でもあるために
個別的な身体特性・特徴をしっかり確認し
選手自らが自分の身体について知ることもとても重要な意味があります。

選手自身が自分の身体状況をしっかり理解する事で、トレーニングでの変化や様々な場面での状況変化を感じとりやすくなり、しいてはパフォーマンスの向上に繋がることが考えられます。

また、この時期に大事なものの一つとして

コーディネーション能力を強化するということがあります。

コーディネーション能力とは

目や耳などの五感で捉えた情報を脳で処理し
神経を伝って筋肉を動かすという一連の運動プロセスを
瞬時に適切に行うための能力とされております。

人の発達過程を見てみると、ジュニアユース世代の手前の時点で
神経系(脳、脊髄等)の発達が大人のレベルまで達しており
逆に言えば、筋肉や骨格、呼吸器などが未発達の時期だからこそ
コーディネーション能力はこの年代までには獲得しておくべき体力要素と言われています。

ジュニアユース世代は、身体と精神面での成長が著しく
今後の人生の基盤を作っていく時期とも言えるため
様々な面からその要素をしっかり押さえ
次の世代に繋げていかなければならないと考えております。

ぜひ参考にしてみて頂ければと思います。