『コーディネーション能力について』

今回はより具体的にコーディネーション能力について深めていきたいと思います。

初めに、いわゆる運動神経が良い人、悪い人の差とはなんなのでしょうか??

身体的な様々な要素が関連しますが、その一つが、
「刺激を受けてから適切に身体が反応するまでの処理速度の違い」です。

動きが良い人

運動神経が良い人と言うのは、刺激を受けてから素早く情報を処理し運動へと 変換できるため、考えた通りの動きが速く正確に行え、いわゆるキレのある動きが可能です。

一方、

動きが悪い人

いわゆる運動神経が悪い人というのは、刺激を受けてからの情報処理、運動へ 
の変換が追いつかず、考えていることと身体の動きとの間にギャップが生じ、 
イメージだけで身体が追いついていない状態です。そのため、「よくわからな 
いけど、上手くできない」状態となるわけです。

運動における感覚刺激(情報)を受けてから筋肉を動かす(身体の反応)過程の処理速度、及び正確性を高めることで運動神経(パフォーマンス)は向上すると言われており、これらを高めるためのトレーニングがコーディネーショントレーニングと呼ばれるものです。

コーディネーション能力は7つに分類されます。

1.定位(置)能力:相手やボールなどと自分の位置関係を把握する能力
2.変換能力:状況に合わせて素早く動作を切り替える能力
       定位能力と反応能力と密接な関係があり、予測して先取りする力でもある
3.連結能力:身体の動きをタイミングよく同調させる能力
       力加減やスピード調整により動きをスムーズにする能力
4.識別能力:手や足、バットやボール等の身体や道具を巧みに扱う能力
5.反応能力:合図や相手の動きに素早く反応する能力
6.リズム能力:リズム感や動くタイミングをつかむ能力
7.バランス能力:動作中のバランスを保ち、崩れた姿勢を立て直す能力

これら7つの能力のうち1つでも特化して伸ばすことを
目的として行うトレーニングであればそれはコーディネーショントレーニングと呼べます。

しかし、

実際のスポーツ場面での動きは
これら能力のうち1つだけの能力を使って動くことはほとんどありえません。

それぞれの能力が関連しあい、高いパフォーマンスを生み出しているため、トレーニングでもこれら様々な要素を交えて行う必要があります。

例えばサッカーでは、パスを受けてから(もちろん受ける前の動きもあります。)相手の動きや味方の動きに合わせてステップを踏んだり、ボールの置く位置を修正したり、どのタイミングで味方にパスを出すのか、あるいは自分でドリブルするのか・・・などと、様々な要素が関係し、それを判断して動く必要があります。その都度、様々な要素や環境要素などを踏まえた上で、最も適した選択を素早くすることが求められるのです。

この判断する能力も含めた
いわゆる運動神経は

ゴールデン・エイジ(9~12歳)の間に伸びると言われています。

筋・骨格系が著しく発達するジュニアユース世代では、ゴールデン・エイジの時期に発達してきたものを強化する時期とされ、年代別トレーニングを考える上では非常に重要な時期となります。