「コンディションとトレーニングの量について」

今回はコンディションとトレーニングの量の関係についてお話していきたいと思います。

シーズンインしている競技は

選手のコンディション維持・向上が今の時期に
最も大切な要因となります。

普段、スポーツ現場で選手を見ている中で

「調子が上がってこない」や「身体が動かない」といった選手に

遭遇することは多々あると思います。

そんなとき皆さんならこのコンディション不良の理由は何だと考えるでしょうか?

一般的には「オーバートレーニング」と考え
トレーニングの量を調節するまたは
トレーニングを中止することがおこなわれていると思います。

果たして本当にオーバートレーニングが原因なのでしょうか?

もし、オーバートレーニングが原因と判断してトレーニング量を調整するのであれば
その根拠となる理由がなければ「オーバートレーニングによるコンディション不良」
ということは言えないのです。

まずは筋の状態の評価をしなければいけないのですが
その状態を大きく分けると

疲労が溜まっている筋
(浅層から深層まで筋の弾力性が一定ではない。
または浅層が硬くなっている。)

負荷が足りていない筋
(浅層から深層まで弾力性に欠け、筋の張りが少ない)

に分けることができます。

この2つをまず触診にて判断し、可動域制限や機能的な問題がないかを
見ていくことで


オーバートレーニングによるコンディション不良なのか
トレーニング量が少ないことによるコンディション不良なのか

を判断していかなければいけないと思っています。

これはチームをみている方は個々によって違いますので
選手1人1人にトレーニング負荷が足りないことによるコンディション不良なのか
オーバートレーニングによるコンディション不良なのかを説明する必要があります。

以上のことを踏まえるとコンディション不良であなたの元にきた
選手を評価しないで外から刺激を加えるような治療やケアをおこなってしまうと
逆に選手のコンディションを悪化させてしまいます。


特に試合前にコンディションが上がってこない選手に対してやみくもに
手を加えるケアをおこなうことはリスクがあります。

しっかりと選手の状態を把握した上で

オーバートレーニングによるコンディション不良なのか
トレーニング不足によるコンディション不良なのかを見極めて

「トレーニングを提供するのか?ケアを提供するのか」

を判断していくことが大切なことなのです。