「オーバートレーニング症候群」

 

 

オーバートレーニング症候群とは……

 

「長期間のオーバートレーニングによる慢性疲労状態」のことをいいます。

 

1週間程度の短期間のオーバートレーニングによる疲労状態は約2週間以内に回復するのに対し

オーバートレーニング症候群は低下した競技能力が回復するのに数週間~数カ月以上を要するため

選手に深刻な影響を及ぼします。

 

オーバートレーニング症候群の原因は…トレーニング負荷と回復とのアンバランスです。

 

通常、トレーニング負荷によって疲労が生じ身体活動能力は低下しますが休息によって回復し

その後にトレーニング前よりも身体活動能力が高まる時期があります。

 

しかし、疲労が回復しないうちにトレーニング負荷が繰り返されると

疲労が蓄積し病的な慢性疲労状態となりオーバートレーニング症候群が発症します。

 

トレーニングの量や質が過大な場合休養や栄養が不十分な場合

日常生活での過剰なストレス病気の回復期の不適切なトレーニングなどが誘因となります。

 

オーバートレーニング症候群の主な症状は、原因不明のパフォーマンスの低下です。

その他には、易疲労感頭痛不眠食欲不振集中力の低下うつ状態等があります。

 

治療としては、出来るだけ早期に発見し、休養をとらせることが重要です。

すでにオーバートレーニング症候群になってしまっている場合は完全休養が必要であり

また誘因があれば、それを取り除くことが大切です。

 

休養後のトレーニング再開にあたっては、再発に注意し徐々に強度を上げていきますが

回復には軽症で2週間から1カ月、重症では2~3カ月の期間を要するとされています。

 

予防としては…選手1人1人の疲労と回復の状態

いわゆるコンデションを日頃の練習から常に把握しておくことが重要です。

 

起床・就寝時間や平均睡眠時間に加え、練習後の疲労度合い等の聴取も

オーバートレーニング症候群を予防するうえで

大切な情報になってくるのではないかと思います。